【ストレスでお腹が張る】我慢強い人ほどなりやすい？東洋医学で見る腹痛「肝鬱気滞（かんうつきたい）」とは

「なんだか最近、お腹が張って苦しい」 「イライラすると、脇腹やお腹が痛くなる」

病院に行くほどではないけれど、なんとなくずっと不調…。 そんな症状、心当たりはありませんか？

これは、東洋医学で分類される7つの腹痛のうちの一つ、 **「肝鬱気滞（かんうつきたい）証」**である可能性が高いです。

これは一言で言うと、**「ストレスで体のエネルギー（気）の流れが止まってしまった状態」**です。

そもそも「肝（かん）」の仕事とは？

東洋医学における「肝」は、単なる肝臓のことだけではありません。 体全体の司令塔として、気や血の巡りをコントロールする**「疏泄（そせつ）」**という重要な機能を持っています。

自律神経の働きや、情緒の安定も、この「肝」が担当しています。

緊張が続くと「渋滞」が起きる

しかし、長期間にわたってストレスや緊張状態が続くとどうなるでしょうか？

1. 司令塔である「肝」が疲れ果て、コントロール機能を失います。
2. すると、体の中を流れるはずの「気（エネルギー）」がスムーズに流れなくなります。
3. 気が一箇所に留まり、**「鬱（うっ）」としたり「滞（とど）」**ったりします。

これが「肝鬱気滞」の状態です。 高速道路で事故が起きて、車が全く動かなくなってしまった**「大渋滞」**のようなイメージです。

渋滞のトバッチリを受けるのが「お腹」

気が滞ると、体の中で圧力が高まります。 この行き場を失った「肝の気」が、隣にある消化器系（脾胃）を圧迫し、攻撃し始めます。

その結果、

• お腹がパンパンに張る（ガスが溜まる）
• 移動するような痛みがある
• 便秘や下痢を繰り返す
• ため息やおならがよく出る

といった症状が現れるのです。 「悪いものを食べたわけではないのに痛い」のは、気の渋滞がお腹を圧迫しているからなのです。

「流してあげる」ことが解決の鍵

このタイプの腹痛に必要なのは、胃薬よりも**「巡りを良くすること」**です。

詰まっている「気」を流し、肝の働きを伸びやかにしてあげる（リラックスさせる）ことで、圧迫されていたお腹は自然と楽になります。

当院では、東洋医学的なアプローチで、この「滞り」を解消するお手伝いをしています。

▼こんな症状、ストレスのせいだと諦めていませんか？

• 腹痛： イライラや緊張が続くと痛くなる
• お腹の張り： ガスが溜まってポッコリしている、脇腹が張る
• 自律神経： 気分の波がある、眠りが浅い
• 便通異常： コロコロ便や、ストレス時の下痢
• 体質改善： 免疫力を上げて、巡りの良い体にしたい

「最近、ため息が多いな」と感じたら、それは体が「滞っているよ！」と教えてくれているサインです。 詰まりを取って、心もお腹もスッキリ軽くなりませんか？ お気軽にご相談ください♪

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