【東洋医学】食べ過ぎてお腹が痛い…。胃の中で起きている「食滞（しょくたい）」という大渋滞

「昨日は焼肉でお腹いっぱい食べた！」 「ストレスで甘いものをドカ食いしてしまった…」

その翌日やお腹が空いた頃に、キリキリとお腹が痛くなったり、重苦しくなったりしたことはありませんか？

実は東洋医学では、腹痛の原因を大きく7つに分類して考えます。 その中で、現代人にとても多いのが、今回ご紹介する**「食滞（しょくたい）証」**です。

今日は、胃の中で起きている「食べ物の渋滞」についてお話しします。

「食滞（しょくたい）」とは？

文字通り、**「食べたものが（消化されずに）滞っている」**状態のことです。

• 暴飲暴食
• 脂っこいものや甘いものの食べ過ぎ
• 消化の悪いものを食べた
• よく噛まずに早食いをした

これらによって、消化を担当する**「脾胃（ひい＝胃腸のような働き）」**に過剰な負担がかかり、処理が追いつかなくなってしまった状態です。

胃の「下ろす力」が止まってしまう

東洋医学では、胃には**「降濁（こうだく）」**という重要な機能があると考えられています。

これは簡単に言うと、**「消化したものを下に（腸の方へ）送り出す力」**のことです。

しかし、食べ過ぎによって胃の中に未消化物が溜まると（食滞）、この「降濁」の機能が失調し、ストップしてしまいます。

処理できない食べ物がパンパンに…

下へ送れなくなった食べ物は、胃の中で行き場を失います。 すると、胃の気が詰まってしまい、それが**「痛み」や「張り」**となって現れるのです。

ひどい場合には、下に送れないので逆流して、吐き気やゲップとして上に逃げようとすることもあります。

こんな症状は「食滞」のサインかも？

もし、お子様やご自身に以下の様子が見られたら、「食滞」による腹痛かもしれません。

• お腹がパンパンに張って痛い
• ゲップやおならが臭い（腐ったようなニオイ）
• 舌に分厚い苔（こけ）がついている
• 便秘がち、あるいはスッキリ出ない
• 口臭が気になる

これらはすべて、体の中に余分なものが溜まっているサインです。

「溜まっているもの」を流せば、痛みは消える

食滞による腹痛の場合、治療の基本はシンプルです。 **「滞っているものを流して、胃の『下ろす力』を取り戻す」**ことです。

東洋医学的なアプローチ（鍼灸や整腸の施術）は、この詰まりを解消し、スムーズな流れを作るのを得意としています。

「ただの食べ過ぎ」と侮らず、繰り返す痛みや不調がある場合は、早めにケアをしてあげましょう。

▼お腹の「詰まり」や「痛み」、スッキリさせませんか？

• 反復性腹痛： 繰り返す腹痛の原因を知りたい
• お腹の見た目： ポッコリお腹や張りが苦しい
• 便通トラブル： 便秘や下痢、ガス腹
• 体質改善： 免疫力を上げたい、自律神経を整えたい

「私の腹痛はどのタイプ？」と気になった方は、ぜひ一度おなか専門店にご相談ください。 あなたの体質に合わせたケアをご提案いたします♪

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