大腸刺激性下剤とは?
1、アントラキノン系
代表的な薬剤:センノシド、センナ、ダイオウ末
このお薬はそのままの形では効果を発揮しません。
胃や小腸では作用せずに
大腸の腸内細菌によって
分解されて作られたアントラキノンが
大腸の粘膜を直接刺激
もしくは
腸管壁の神経を刺激することによって
ぜんどう運動を亢進し、
排便を促します。
2、フェノールフタレイン系
代表的な薬剤:フェノバリン
小腸で胆汁に分解されたあと、
大腸粘膜を刺激し
ぜんどう運動を亢進させることで
排便を促します。
3、ジフェニルメタン化合物
代表的な薬剤:ビサコジル、ピコスルファートナトリウム
大腸の細菌がもつ酵素によって
分解された物質が
大腸のぜんどう運動を亢進させて
排便を促し、
大腸での水分吸収を抑制することで
便を柔らかくして排便を促進します。