【副作用】酸化マグネシウムなら下痢にならない？「優しい薬」でもトイレに駆け込む意外な理由

「センナでお腹が痛くなったから、優しい酸化マグネシウムに変えたのに…」 「今度は、お腹が緩くなりすぎて下痢をしてしまった！」

こんな経験はありませんか？

酸化マグネシウムは、刺激性下剤（ピンクの小粒など）に比べて、腹痛や急激な下痢といった副作用が**「起こりにくい」**のが最大の特徴です。

しかし、「絶対に下痢にならない」わけではありません。 人によっては、あるいは飲み方によっては、水のような便になってしまうことがあるのです。

なぜ「優しい薬」で下痢になるの？

酸化マグネシウムは**「非刺激性（ひしげきせい）」**の便秘薬です。 腸を直接刺激したり、無理やり動かしたりはしません。

では、なぜ下痢が起こるのでしょうか？ それは、この薬の**「効きすぎ」**が原因です。

仕組みを思い出してみましょう

酸化マグネシウムは、腸の中に**「水分」**を集めて、カチカチの便を柔らかくするお薬でしたね。

1. 適量の場合： 便にほどよく水分が含まれ、バナナのような**「理想的な柔らかさ」**になり、スルッと出る。
2. 効きすぎた場合： 水分を集めすぎてしまい、便が**「泥状〜水様（シャバシャバ）」**になってしまう。

つまり、お腹を壊したというよりは、**「便を柔らかくしすぎてしまった結果、形を保てずに液状になって出てきた」**というのが正解です。

「腹痛」は少ないのが救い

刺激性下剤による下痢は、激しい腹痛（しぶり腹）を伴うことが多いですが、酸化マグネシウムによる下痢は、**「お腹は痛くないけれど、勝手に出てしまう」「水っぽくなる」**というケースが多いです。

腸をいじめているわけではないので、体への負担は比較的少ないと言えます。

下痢になったらどうすればいい？

もし酸化マグネシウムで下痢をしてしまった場合は、以下の対策を試してみてください。

1. 薬の量を減らす： 単純に「水分を集める力」が強すぎただけなので、錠数を減らせばちょうど良い柔らかさになることが多いです。
2. 飲む水の量を調整する： 普段より少し控えめにしてみるのも一つの手です（ただし、水分不足には注意してください）。

自分の体に合った「ちょうどいい量（さじ加減）」を見つけることが、このお薬と上手に付き合うコツです。

ちょうどいい「快便」を目指して

「便秘も嫌だけど、下痢も辛い…」 その間の「スッキリ快便」を目指すには、薬の調整だけでなく、腸そのものの力を育てることが大切です。

当院では、薬に頼りきりにならず、自力で良い便を作れる体質改善をサポートしています。

▼お腹の「緩急」にお困りの方へ

• 便秘薬の悩み： 薬を使うと下痢になる、調節が難しい
• お腹の不調： 下痢と便秘を繰り返してしまう
• 体質改善： 免疫力を上げて、安定したお腹を作りたい
• 自律神経： ストレスでお腹が緩くなりやすい

「薬の量がわからない」「自分に合う方法が知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 あなたにピッタリの解決策を一緒に探しましょう♪

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