【トイレで流す前に!】うんこの色は健康のバロメーター。危険な色と身体のサインを徹底解説

こんにちは!皆さんは、トイレを済ませた後、自分の「うんこ」をチェックしていますか?

「汚いからすぐ流しちゃう!」なんてもったいない! 実は、うんこはあなたの身体からの**「お便り(便)」**。その色を見るだけで、今の健康状態がわかってしまう最強のバロメーターなんです。

一般的に、**健康な便は「黄褐色(黄金色)」**と言われています。 もし、普段と違う色が続くようなら、それは身体が発しているSOSかもしれません。

今回は、色の違いでわかる身体のサインについて分かりやすく解説します。


目次

要注意!色が教える身体のサイン5選

「あれ?いつもと色が違うな」と思ったら、以下のリストと照らし合わせてみてください。

1. 黒色(タール便)

【可能性のある場所:胃・食道・十二指腸】

まるでイカ墨やタールのような真っ黒な便が出た場合、上部消化管(胃や食道など)からの出血の可能性があります。

  • 疑われる病気: 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん など
  • その他の原因: 鉄剤(貧血の薬)の服用、イカ墨料理、チョコレートの多量摂取など

ポイント: 前日に黒っぽい食事をしていないのに黒い便が出た場合は、消化管内での出血が疑われます。早めに検査を受けましょう。

2. 赤色

【可能性のある場所:大腸・肛門】

便に赤い血が混じっていたり、全体が赤い場合は、肛門に近い場所からの出血が考えられます。

  • 疑われる病気: 痔(じ)、大腸ポリープ、大腸がん など
  • その他の原因: トマトや唐辛子などの赤い色素の強い食品

ポイント: 「どうせ痔だろう」という自己判断は禁物です。特に鮮血便が見られる場合は、すぐに医療機関を受診してください。

3. 白色(灰白色・クリーム色)

【可能性のある場所:肝臓・胆のう・膵臓】

便が白っぽい、あるいはクリーム色をしている時は要注意。これは消化液の一種である**「胆汁」がうまく分泌されていないサイン**です。

  • 疑われる病気: 胆管結石、胆管がん、肝炎、肝硬変、膵臓がん など
  • その他の原因: バリウム検査の後

ポイント: バリウムを飲んでいないのに白い便が出た場合は、肝臓や胆道系のトラブルの可能性が高いです。緊急性が高いサインの一つです。

4. 緑色

【可能性のある場所:腸全体】

緑色の便が出ると驚きますが、多くの場合は食事や消化スピードに関係しています。

  • 主な原因: 緑黄色野菜の食べ過ぎ、消化不良
  • 病気の可能性: 感染性腸炎、腸内細菌バランスの乱れ、黄疸(おうだん)

ポイント: ほうれん草などをたくさん食べた翌日なら心配ありませんが、下痢や発熱を伴う場合は腸炎の可能性があります。

5. 黄色(脂肪便)

【可能性のある場所:膵臓・胆道】

「いつもより黄色くて、水に油が浮くような便」は、脂肪の消化・吸収がうまくいっていないサインです。

  • 疑われる病気: 慢性膵炎などの膵臓の病気、胆道系の病気
  • 主な原因: 脂肪分の多い食事の摂りすぎ、消化不良

まとめ:この3色は特に注意!

便の色は、体からの大切なメッセージです。 理想の色は「黄褐色〜茶色」

色がいつもと違うな?と感じたら、まずは**「昨日食べたもの」「飲んでいる薬」**を思い出してみてください。食事が原因であれば、数日で元の色に戻ります。

しかし、以下の色が続く場合は、自己判断せずに専門医(消化器内科など)を受診してください。

  • 🔴 赤色(大腸などの出血の疑い)
  • ⚫ 黒色(胃などの出血の疑い)
  • ⚪ 白色(肝臓・胆道のトラブルの疑い)

毎日のトイレタイムは、一番手軽な健康診断です。 「流す前にちょっと確認」を習慣にして、身体のSOSを見逃さないようにしましょう!

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